事件発生後の病院との経緯 

 

3月23日 M副院長を代表として病院側の過失に関して確認

      責任者であるはずの病院長は何故か現れず。

3月24日 病院長、K副院長、M副院長が自宅へ来る

                病院側の過失及び管理上の責任を認め、的確に対処していれば、

      助かっていた可能性を認める。

3月31日 病院長、K副院長、事務長が来て陳謝するとともに

病院側の遺族に対する下記とりあえずの提案を行う。きちんとしたことは調査

終了後という話(口頭)

院長は事実経過に対する具体的説明もなしに「慰謝料を振り込む手続きを

するために事務長を連れてきた」と述べた。

1.        損害賠償金として一般常識である6000万円支払う

2.        院長の懲罰として3ヶ月間給与停止しそれを遺族に支払う

3.        毎月第4火曜日を病院安全の日とする。

4.        弔意として毎月23日の月命日の前後に智亮の霊前に参拝し、

病院のその後の反省に関し報告するとともに、遺族に意見をもらう。

5.        大学へ行き謝罪する。

4月 7日 大学院入学式の後のガイダンス席上で約40名の同級生に謝罪。父母同席

4月19日 31日に受けた提示に対して遺族の意向を提示。

4月23日 月命日ということで自宅に来る(H病院長・K副院長・S副院長)

                同時に19日の回答を文書で受け取る。

4月26日 K副院長が家族にたいし、病院には今期一億円の余剰金があるので保険を

使わないで支払い可能と述べた。

4月27日 第四火曜日を病院の安全の日としたことを確認するため、及び智亮の

所属していた研究室の教授の講演を聞くため病院に行く(父)

                        講演の前にK副院長、院長と会談。m医師は23年間、智亮の主治医で

あったにもかかわらず顔を合わせても挨拶もなかった。

                問題点などを指摘(口頭)

                早急に回答をするよう要求

4月28日 3月23日からの遺族全員の要望を一ヶ月以上経ってやっと受け入れ、

事故当事の病棟看護師であるK看護師、M看護師及びMの母親、K副院長が

自宅を訪問。当日の詳細を聞く。このとき初めてL看護師が心電図モニターの

データを削除したということを遺族に告げる。何ゆえこの日までこの看護師の

存在が隠されていたかは不明。

5月04日 L看護師をインタビューするため病院へ行く。

      y看護部長、K副院長同席

      当日の状況とそれまでの病院の状況を聞く。L看護師は

「暇でもさがしにいかない」と述べた。

5月06日 病院の事故調査委員会第二回目の報告を受け取る。

      心電図モニターが無視されていたことについての原因解明反省皆無

5月08日 病院長が土曜日にいると聞いたので父母・4男が病院へ

      病院長不在であったので当直のb医師に頼み、病院長への電話と病棟調査

      病院長は強行な口調で対応。病棟は閉鎖されていた。

5月10日 K副院長からメールで書簡を受け取る。病院の正式文書を出すように再度要求。

5月11日 10日付け院長正式書簡として。K副院長よりメールが来る。内容は遺族に

対する病院の正式な対応の書簡ではなく8日の電話に対する苦情であった。

再度正式書簡を要求。

5月12日 K副院長からメール。

5月14日 朝日新聞の記者から取材申し込みがあり、断りきれないので応じたいとのこと。

遺族のプライバシーは守り、内容は秘密にするよう厳守させますとのことだが、

事実解明ができていない状況では取材に応じられないと断った。

5月17日 事故調査委員会に遺族が出席しようとしたが、病院長が以前OKしたにも

かかわらず拒否された。病院側の不誠実な対応に耐え切れず、警察に

今回の事故を届けた。

5月20日 遺族が大学教授に事故調査委員会への参加要請。

5月21日 23日の月命日は日曜日なので月曜日に来たいとのこと

5月22日 日曜日では何故いけないのか質問。院長が外部で講義があるので

18時30分にしたいとの申し入れ。夜は遺族側の追悼の用事があること、

24日は智亮の学会発表なので無理と断る。

5月27日 病院長・副院長のサイン入りの速達書留が届く。

警察が捜査に乗り出したので今後は弁護士が担当するとの内容。これまでは

直接話し合ってきたが今後は直接でなく弁護士経由にするように指示された。

この弁護士からは何の連絡もない。当方も弁護士に依頼。

 

6月22日 民事訴訟の第一段階として東京地方裁判所裁判官による証拠保全実施。

      病院でK副院長らと顔を合わせるが病院側は遺族に挨拶もせず。

      病院長は出てこない。

 

6月23日 智亮の月命日にもかかわらず何の連絡もなし。

      はじめの約束は守られなかった。

 

6月30日 この日までに事故調査委員会最終報告を出すとの病院長の5月12日の

申し出にもかかわらず、なんの連絡もなし。

      当初病院長(病院側)が申し出た遺族に対する謝罪

のための行動は大学に謝罪に行ったこと以外

何一つなされていない!

 

7月22日 何の連絡もないし誠意が全く感じられなくなったので仕方なく記者会見を

厚生労働省で行った。

 

8月12日  新聞社が病院に問い合わせたところ、「心から謝罪しています」と答えて

いるにもかかわらず病院はもちろん弁護士からもなんら話はない。

 

8月13日 病院弁護士宛質問状を内容証明郵便にて送付。8月末日までの回答を要求。

 

8月19日 ついに母親の精神力がとだえ、大学病院の精神神経科に受診し、心理療法士と

ともに治療開始。

 

8月31日 いまだ病院からも、弁護士からも、警察からも何の連絡もなし。

      8月末日回答に対し無視された。

      父親退職。

 

9月 7日 何も変化なし。

      。。。。。。

      死んで抗議するしか。。。こんな気分になるほどのショックです。

 

9月15日 21日にやっと弁護士間で最初の協議だそうです。

      理由は病院側の弁護士が何も状態を理解していないからだそうで、そのやる気の

      なさというか、誠意の無さは牛歩により故意に遺族のあきらめを

求めているような。。。

 

9月17日 当方の弁護士の下へ質問状の回答が到着。

 

10月3日 6月末までに出すと約束した事故調査委員会の報告が8月末に変更され

(メディアにも約束したそうな)

      それが今度は9月末といいながらまたまた10月10日まで延ばされました。

      近々にこの間の弁護士同士のやり取りをHPに載せます。

 

10月11日事故調査報告書なるものが弁護士のところへ送られてきました。誰の事故なのか

明記されていませんでしたが智亮のことだと思います。弁護士の指示に従い

このHPに載せようと思いますが一言で言うと

病院の見解は「いろいろ問題はあるにしても、予測もできないことなので

仕方がない。遺族としてはやりきれない気持ちであろうが元々その様な

運命であった」と読めます。

病院内で一人の若者が事故で亡くなったのです。人の死に対する対応として

あまりにも慣れすぎた方々の言い訳でしょうか。

 

10月28日当方の弁護士に対して事故調査報告書の説明会が行われました。遺族に対しては

      糾弾されるのでイヤだそうです。説明会は遺族の希望でテープに録音されています。

      (これすらもヤダと最初は拒否したそうですが)

 

12月3日 何か全ての人から放り出された気分です。智亮の事に関しては掲示板に参加

      されている方だけが頼りのような気がしています。

      警察からは2ヶ月以上何も言ってこなくなりました。病院関係者からも

      無視され。。。。

      いまだに何が事実か分かっていません。掲示板でおっしゃっている人がいました

      が、本当に殺人事件ではないのでしょうか?

 

12月17日もうすべてから見放されました。

 

 1月11日院長が変わったことを遺族や弁護士に知らせてもこない病院側やその弁護士は、

      いったいどう考えているのか。もう智亮の死など病院には関係ないという

ことなのか?

ここまで私たちは馬鹿にされているということなのでしょうか。

2月

3月23日1周忌の命日。病院からは何も連絡なし。相変わらず代理人とはまだかつて一度も

       話していない。これでも人を助ける病院であろうか。

      絶句

4月

5月   JRの事故。対応のひどさに事故の被害者の憤り。でも100人以上の人が

亡くなられたのでマスコミは問題を大きくする。榊原で23歳の若き有望な

男性が亡くなってもその対応に対してマスコミは何もとりあげず。

JRの対応のほうが榊原よりずっとましなのに。

 

 6月 2日東京地方裁判所に榊原記念病院を被告として提訴する。

 

  7月27日第一回公判が開かれる。原告側弁護士と遺族数名、被告側弁護士一名。裁判官3名にて行われる。

      東京地方裁判所民事35部703号法廷10時10分−30分

      原告、裁判長の許可を得て事件に対する思いを陳述。

      被告弁護士は原告と初対面ながら挨拶もせず。誠意の無さまで代行している。